アルバム『LIME LIFE』各曲について
2010年3月3日にリリースしたi-nosの『LIME LIFE』について、各曲を語りました。
アルバムタイトル『LIME LIFE』は、いままでのアルバムタイトルに使用してきた「LIFE」に若干のスパイスを効かせようと、フルーツのライムをLIFEに垂らした意味が込められています。
i-nosのカラーである白(のパレット)にライム色を少し垂らしたような滲んだ背景、綾の目には輪切りのライムがうっすら乗ったジャケットデザインになっています。
■1. the curtain rise■
とあるUKの女性アーティストにインスパイアされた楽曲。
「夢の入り口」「みたことのない世界へ」「永遠が始まる」、新世界へ向かうことを指し、オープニング性を強調しています。
元々アルバムの1曲目や、ライヴのオープニングなんかを意識して制作したんですが、リリース記念ライヴでは結局演奏しなかった(笑)
「一瞬の永遠」という時間の中で、自分が生きてきた証を残していきたいという、そんな歌です。
■2. go away■
湖に浮かんでのんびりしている鴨を見ながら描いた楽曲。
そんな姿を見て、なんとなくうらやましくなってね。鴨だって悩みやルールに当然しばられて生きているんだろうけどさ。
この楽曲は「逃げ出そう」という歌なんだけど、実は逃げ出した先にも苦悩は間違いなく待っている。
だから「Go Away」という掛け声が、後半「Go Way」になっているという、
どの路も向かっていくしかないんだという、そんな思い切りを面白く表現しています。
■3. paranoia■
この歌で言っているparanoiaは偏執的恋愛妄想。
失いかけた恋を取り戻す想いが、女性としての武器を最大限に利用しようと妄想の中で戦っている。
曲中の「ライムをかじるこのクチもと」という部分は、元々「リンゴ」だったんです。
アルバムタイトルに因んでライムに変更したことで、一層この楽曲の偏執性が増しました。
■4. michinori■
どんな人にも自分の思想っていうものがあって、誰かと話していて、その考え方に同調してもらえることは嬉しいことですね。
だけど、うまくいくことなんて少なくて、人は常に何かを我慢しながら生きている。
それは自分の歩むこの先に「希望」があることを信じているから。
人を愛することも同じ。
きっと幸せを目指して、みちのりを歩いているんだよね。
■5. hadaka no kokoro■
好きなひととの恋愛を保つために、まっさらな自分の心や身体にドレスを着せることってあると思う。
むしろそのほうが多いかもね。
でも本当は「飾らない純粋な自分を愛してほしい」という、そんな想いの歌です。
■6. meaning■
自分の存在している意味。存在していく意味。
誰かの心に届くものをつくりたい。残したい。その力を試したい。
そんな、目指している何かが実現できたとき、大切なひとや信じるひとと心から微笑い合えたら。
小さな ささいなことでも、そのひとの笑顔がみたくて、みんな何かをがんばっているんじゃないかな。
■7. world goes round [lime life style]■
プロレーシングチーム「宇都宮ブリッツェン」のために書き下ろした公式応援ソング。
「走る」ことを強調したi-nosロック(笑)
走る(立ち向かう)ことで夢は掴めるんだというね。
サビの「Run Run...」は「ランラン...」みたいな、馴染みのある響きに掛けています。
この楽曲、応援ソングの打ち合わせ帰りの電車の中、勢いでつくりました。
■8. chase to the wind [lime life style]■
多摩川河川敷でできた楽曲。
「リバーサイド駆け抜ける鳥のように風を切って走ろう」
これは、自転車が走り抜けていく様と、高速で低空を飛んでいた鳥のイメージを重ねて、自身の向かう先の困難を乗り越えて走り抜こうという、そんな意味を込めています。
人は時間の波に乗って一生を生きていかなくちゃならない。
その中で新しい光を見つけられることを信じたい。
■9. bell mall theme ~幸せ カリヨンの街~■
栃木県宇都宮市の大型ショッピングモール「ベルモール」のテーマ曲として作曲。
オープン5周年を記念して、歌詞を一般から公募し補作、そして綾が歌いました。
アレンジに宇都宮市出身のバイオリニスト、yukaさんを加えフィーチャリング。
とても知的で、美しいサウンドに仕上がりました。
「ベルモール」では1時間毎に流れています。
■10. open the life [lime life style]■
歌をうたうこと、聴いてほしいと思うこと。
それは、伝えたい気持ちを誰かに届けるための強い想い。
生きていることそのものが歌で、全ての人たちはその一生を奏でている。
辿った過去、生きてきた日々を胸に、その先の路を切り開くためのエール。
open the lifeは、i-nosの要の存在であり、この曲に夢を託した。
想いがいっぱい詰まった楽曲です。
2010年3月3日リリース
¥3,000(税込)/ QWCB-10019
販売元:ポニーキャニオン
→PR動画
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