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3年前の今日、僕の住んでいる都内でも、体験したことのない揺れで家の中はぐちゃぐちゃでした。
地を埋め尽くす黒い波と原発からの煙、メディアから次々に飛び込んでくるあり得ない情報に僕は確かに冷静ではなかった。
誰が(何が)どうこの状況を止めてくれるのか、サバイバーギルティーなんて言われながら数日を過ごして、余震で揺れるたびに悔しさの涙が出た。
このできごとは、ぶつけどころのない「怒り」と「悔しさ」でしかなく、人間の無力さを思い知って、ただ悔しさに溢れた。
生きることを叶えられなかった、病による父の春の死を思った。
成り代わることはできないけど、僕がサバイバーギルティーであったのなら、その「立場」だからこそできた「雪になっても 桜になっても」なのかもしれない。
被災地に行ってみんなを勇気付ける音楽は、一線の人たちも含めたくさんの方々が奏ってくれるから、
何が起こってどんな思いや想いがあるのか、それを外に発信する音楽家がいてもいいんじゃないかと思ったんですよ。
i-nosにできるひとつのこととして。
雪の季節も、桜の季節も、雨の季節も、風の季節も、また四季は廻る。
失ったものは失ってなどない。
雪になって、桜になって、雨になって、風になって、あなたに触れ、囁く。
心よりお見舞い申し上げます。
【東日本大震災】被災地の様子 海外メディアによる画像 写真
心に一輪でも多くの花が咲きますように。
【花が咲くように】東日本大震災 -被災地の様子-
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コメント
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東日本大震災から3年がたちました。『歩きだそう未来へ』2年前に栃木県黒磯市のくろいそ青空市のチラシに書いてありました。2本の動画を見てると思わず涙がこぼれてきました。4月のライブは2本とも指揮したり踊ったりしてみようかな?風邪を引かないように頑張って下さい。
投稿: 宇都宮透 | 2014年3月11日 (火) 22時21分